ドライアイで治療の方、こんな症状ありませんか?
- 目がヒリヒリする
- しみる・痛い
- 乾いている感じは少ないのに不快
- 目薬をしてもスッキリしない
実はそれ、「乾燥」だけが原因ではないかもしれません。
アバレプト点眼液とは?
アバレプト懸濁性点眼液0.3%(一般名:モツギバトレプ)は、2025年12月に日本で承認され、2026年4月6日に発売されたドライアイ治療の新薬です。 千寿製薬と持田製薬が共同で開発しました。
最大の特徴は、世界で初めて「TRPV1(トリップ・ブイワン)」という神経センサーを標的にした点眼薬であること。 「涙を増やす」のではなく「神経の過敏な反応を抑える」という、これまでとはまったく異なるアプローチで目の症状を和らげます。
なぜ効くの?仕組みをわかりやすく解説
ドライアイで目がしみたり、ヒリヒリするのは、目の表面にある痛みセンサー(TRPV1)が過敏になっているからです。 アバレプトはこのセンサーに直接作用して、過剰な「痛み・不快感のシグナル」を穏やかに抑えます。
😣 ドライアイ 目の乾燥・刺激で痛みセンサーが興奮
↓
⚡ TRPV1が過敏に 神経が過剰反応→しみる・痛い
↓
💊 アバレプト点眼 TRPV1の働きをブロック
↓
😌 症状が和らぐ 不快感・痛みが改善
ポイント:涙を増やす薬ではありません
アバレプトは涙の量を直接増やすお薬ではなく、神経レベルで「不快感のシグナル」を和らげることで症状を改善します。
今までのドライアイ薬との違い
ドライアイ治療薬にはいくつかの種類がありますが、アバレプトはまったく新しいカテゴリーです。
| 比較項目 | ヒアルロン酸点眼 | ジクアホソル・レバミピド | アバレプト 新薬 |
|---|---|---|---|
| 主な働き | 涙を補う(保湿) | 涙の量・質を増やす | 神経の過剰反応を抑える |
| アプローチ | 物理的な保護 | 涙液分泌の促進 | 神経センサーへの直接作用 |
| 特に効果的な症状 | 乾燥感全般 | 涙が少ない状態 | しみる・ヒリヒリ・眼痛 |
| — | — | TRPV1拮抗薬として世界初 |
どんな症状の方に向いている?
アバレプトは特に、検査では重症に見えないのに症状だけが強い方や、強い目の痛み・刺激感でお困りの方に適していると考えられます。
以下のような症状に心当たりがある方はご相談ください:
✔しみる感じ
✔ヒリヒリ・灼熱感
✔まばたきのたびに痛い眼が痛い
✔強い眼の不快感
✔乾燥感
✔異物感
※緑色の症状(しみる・痛み系)が特にアバレプトの対象として期待される症状です。既存の点眼薬と組み合わせて使用する場合もあります。
使い方・副作用・注意点
使用方法
- 1回1滴を1日4回、目に点眼します(朝・昼・夕・就寝前など)
- 点眼前によく振ってください(懸濁液のため)
- 他の点眼薬と一緒に使う場合は5分以上間隔を空けてください
報告されている副作用
- 点眼直後に一時的に目がかすむ(霧視)ことがあります
- 目に冷たさを感じる場合があります
- まれに体温感覚への影響(熱いものを感じにくくなる)が起こることがあります
運転に注意
点眼直後は視界がかすむことがあります。車の運転・機械の操作は視界が回復してから行ってください。
よくある質問(FAQ)
保険は適用されますか?
はい、ドライアイに対して処方される保険適用のお薬です。詳細な自己負担額は保険の種類によって異なります。
今使っているドライアイの薬と一緒に使えますか?
他の点眼薬との併用も可能です。ただし点眼の間隔を5分以上空ける必要があります。必ず医師にご相談ください。
涙が少ない重症のドライアイにも効きますか?
アバレプトは「痛み・不快感」を和らげる薬です。涙の量が少ない場合は、涙を補う点眼薬と組み合わせることが多いです。
いつから効果が出ますか?
個人差がありますが、国内の臨床試験では一定期間の継続使用で症状改善が確認されています。効果の出方は担当医にご確認ください。
コンタクトレンズをしていても使えますか?
コンタクトレンズ装用中の使用については、担当の眼科医にご相談ください。

目の痛み・しみる感じでお悩みの方へ
アバレプト点眼液の処方・相談は当院へ。
ドライアイの症状に合わせた治療を一緒に考えます。
まずはお気軽にご相談ください。







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