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取り扱いコンタクトレンズ一覧

医院情報

下記のコンタクトレンズを取り揃えております。

コンタクトを装用したことのない方は、受付終了1時間前までに来院して下さい。

取り扱いコンタクトレンズ会社一覧

Alcon
Johnson & Johnson
ボシュロム

 

タイプ商品名メーカー名
1日使い捨てデイリーズトータルワン *Alcon
プレシジョンワン*Alcon
ワンデー アキュビュー モイスト J&J
ワンデー アキュビュー トゥルーアイ *J&J
アクアロックス ワンデー *ボシュロム
バイオトゥルー ワンデー **ボシュロム
メダリスト ワンデープラスボシュロム
アクティブ 35Alcon
アクティブ 100Alcon
1日使い捨て乱視用

ワンデー モイスト(乱視用)J&J
ワンデー アキュビューオアシス(乱視用)*J&J
1日使い捨て遠近両方モイストマルチフォーカルJ&J
デーリーズ アクアコンフォート Alcon
デーリーズ トータルワン *Alcon
1日使い捨てサークルレンズワンデー モイストディファイン J&J
フレッシュルックデイリーズ イルミネートAlcon
2週間使い捨てアキュビュー オアシス *J&J
アキュビュー スマート調光*J&J
2ウィークアキュビューJ&J
エアオプティクスHG *Alcon
メダリストボシュロム
メダリストⅡボシュロム
アクアロックス *ボシュロム
メダリストフレッシュフィット *ボシュロム
2週間使い捨て乱視用アキュビュー オアシス (乱視用) *J&J
メダリスト66 トーリック(乱視用)ボシュロム
メダリスト フレッシュフィット(乱視用) *ボシュロム
2週間使い捨て遠近両用アクアロックス(遠近両用)*ボシュロム

※J&J:Johnson & Johnson

* シリコーンハイドロゲル低含水率でありながら従来のコンタクトレンズの数倍の酸素透過性レンズ

** ハイパージェル®

コンタクトレンズについて

現在、日本では8人に1人がコンタクトレンズ(CL)を装用していると推測されます。

2005年の薬事法改正時に、医療機器では最もレベルの高い「高度管理医療機器」に位置づけらており、副作用・機能障害を生じた場合の人体や生命に重大な影響を与える恐れがあるものに分類されます。

しかし、 最近ではコンタクトレンズのインターネットからの不適切な購入方法や、使用方法によりコンタクトレンズトラブルも急増しています。

したがって使用していただく患者様には適切な管理方法を知っていただきたいと思います。

コンタクトレンズをお考えの方へ

コンタクトレンズ(CL)は優れた視力矯正手段である一方、長時間使用したり、手入れが不十分であったり、適切に使用してもCLが合わない場合などに、合併症を引き起こすこともあります。

合併症を最小限にし、適切な治療を行うためには、普段から眼鏡との併用を是非お勧めします。

眼鏡と併用することで、CLの使用時間を減らすことができ、充血や痛みを感じたときもすぐに眼鏡に切り替えることで素早く対応することになります。

時々、眼鏡を持っていないのでCLを使用しながら治療はできないかと言われる事がありますが、それでは合併症がひどくなってしまう危険性があります。

コンタクトレンズと眼鏡の利点と欠点を示します。

コンタクトレンズ眼鏡
長所・強度近視でも視力が出やすい
・遠視や乱視による像の歪みや大きさの変化がない
視野が広いスポーツに適している(ソフトタイプ)
・簡便
・合併症がない
短所・合併症が起こることがある
・取り扱いに注意し、定期検査が必要
・円錐角膜等は視力が出にくい
・フレームが視野を遮るスポーツに向かない

最近では通常タイプに加え、乱視用のソフトCLや、遠近両用CLなどの特殊なタイプも改良されてきました。

また、デザインの改良や素材の改良にともない、眼に傷がつきにくくなったり、ずれにくくなったり、酸素透過性が向上するなどして、コンタクトレンズトラブルも従来のものに比べて起きにくくなっております。

コンタクトレンズの種類:通常のタイプ

コンタクトレンズは、ハードとソフトに分類されます。

ライフスタイルに合ったコンタクトレンズを選びましょう。

 ハードコンタクトレンズソフトコンタクトレンズ
長所・硬い素材であり、光の屈折を正確に調整することができ乱視の矯正に優れる。また、強度の近視の方にも適する。

・レンズのサイズが角膜より少し小さく、涙の交換もスムーズに行えるので、角膜へ十分な酸素が届く。

・角膜にキズがついたり異物が入った時は、ゴロゴロしたり痛みを感じ、早期発見につながり重症化しにくい。

・耐久性に優れ寿命が長いため、十分にケアして長期使用すれば経済的。寿命には個人差がありますが約1~3年。
・やわらかいレンズで、つけ心地が良く慣れやすい。

・角膜より少し大きいレンズで、瞳にフィットしスポーツにも向いる。

・次世代素材「シリコーンハイドロゲル」のソフトコンタクトレンズは、従来のソフトコンタクトレンズよりも酸素透過性に優れ、眼の乾燥が気になる方には適する場合がある。
短所・硬い素材なので、はじめは異物感や痛みがあり慣れるまでに時間がかかる場合。

・レンズ径が小さい為にずれやすく、外れることがあるので激しいスポーツには不向き。

・角膜にキズがついたり異物が入った時は、ゴロゴロしたり痛みを感じる。

・何十年も使用していると、まぶたが下がってくる(眼瞼下垂)ことがある。
・眼に傷がついてもやわらかいレンズのため、痛みを自覚しにくく、不適切な使用法では症状が悪化する場合がある。

・やわらかいレンズのため、ハードに比べて乱視の矯正には劣る。

・水分を含む特性上、たんぱく質など涙の成分や汚れが付着しやすく、丁寧なお手入れが必要。

コンタクトレンズの種類:特殊なタイプ

乱視用コンタクトレンズ

乱視が強い方には乱視用のソフトコンタクトレンズがあります(使い捨てタイプや2weekタイプがあります)。

一方、ハードコンタクトレンズは、涙がレンズと角膜の間を満たしてくれるため、レンズに乱視の度が入っていなくてもある程度の乱視矯正効果があります。

しかし、とても乱視が強い場合は、乱視用ハードコンタクトレンズが有効です。

遠近両用コンタクトレンズ

遠近両用眼鏡のように、レンズの中に遠くを見る部分と近くを見る部分があるのが特徴です。ハードレンズとソフトレンズがあります。

これは同心円状に交互に遠方用と近方用の度数が入っています。

「老眼になってきたけど、眼鏡はかけたくない、眼鏡をかけるのが困難」という方が対象となります。

また最近ではPCやスマホの普及により、「遠近両用までは必要ないけれど少しだけ手元を見るのが疲れる」という方に対してのコンタクトレンズもあります。

コンタクトレンズ障害

失明の危険? やってはいけないコンタクトレンズケア
  • 装用時間が長すぎる
  • コンタクトをつけたまま寝る
  • 交換期限の過ぎたレンズを使っている
  • こすり洗いを怠っている
  • 保存液を継ぎ足して使っている
  • 汚れた手でレンズに触る

このような状態でコンタクトレンズを装用していると、症状がなくても以下のような重大な眼のトラブルを引き起こす可能性があります。

角膜上皮障害

酸素不足や汚れたレンズを使い続けたり、レンズをつけたまま眠ってしまったりすると、角膜上皮がはがれたり、傷がついてしまいます。放置すると病状が進むことがあります。

細菌性角膜潰瘍

体の抵抗力が低下したり、角膜表面に傷がついたりすることでおこる角膜の細菌感染です。

コンタクトレンズの不適切な使い方でも角膜の免疫力が弱まり、角膜表面の傷から細菌感染を起こすことがあります。発見・治療が遅れると潰瘍が進行し後遺症が残ったりすることがある病気です。

巨大乳頭性結膜炎

コンタクトレンズのアレルギー反応で上まぶたの裏が凸凹になる病気です。

コンタクトレンズの使用を中止して、ステロイド剤や免疫抑制剤の点眼を使用し治療します

アカントアメーバ角膜炎

コンタクトレンズに付着したアメーバが、傷ついた角膜に寄生して起こる角膜感染症です。感染したら治療がとても困難な病気で、発症した人のほとんどがコンタクトレンズ、特にソフトレンズ使用者であり、誤った使用法が原因である場合が多いです。

角膜内皮障害

コンタクトレンズを長時間装用すると、角膜に酸素が届きにくくなり、角膜内皮が徐々にダメージを受けます。角膜内皮は、一度障害を受けると二度と再生されません。

正常値は、成人で約2000~3000の細胞密度(cell/mm2)ですが、不適切な使用を続けていると徐々に数が減少し500位になってしまうと角膜が白く濁り水疱性角膜症という病気になってしまいますので注意が必要です。 (詳しく見る

合併症予防

危険なトラブルを防ぐために

  • レンズの付け外しは必ずハンドソープで手を洗ってから行ってください。
  • レンズをつけたまま寝ないようにしましょう。
  • 1日の装用時間は長くても12時間程度とし、これを超えないようにしましょう。
  • 毎日きちんとケアを行いましょう。
  • 眼科で定期的な検査・診察を受けましょう。

レンズケア方法

ケア方法

洗浄

専用の液で最低30秒はこすり洗いをしてください。

「こすり洗い不要」と記載があっても必ずこすり洗いをしてください。

すすぎ

こすり洗いをしたら、レンズの両側をよくすすいでください。

せっかく落としたタンパク質が再度付着してしまいます。

消毒と保存

レンズが完全に浸るように保存液を入れてふたをしてください。

  • ※ソフトコンタクトの方は絶対に水道水は使用しないでください。
  • ※使用後のレンズケースの液は捨て、装用中にケースを確実に乾燥させましょう。
  • ※清潔にお使いいただくために、レンズケースも定期的に交換してください。
    (保存液購入時に付属していることが多いです)

コンタクトレンズは高度管理医療機器であり、使用する際は必ず眼科医の検査・処方を受けなければなりません。

定期的な検査と診察を受け、眼科医の指示を守って正しい取り扱いを心がけましょう。

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