2022年3月6日(日)~3月12日(土)は世界緑内障週間「ライトアップ in グリーン運動」です。
北海道から沖縄まで、475カ所の施設で、緑内障のシンボルカラーのグリーンでライトアップされます。
今年も日本緑内障学会では、緑内障の認知と啓発に向けて、各地のランドマークや医療施設等をグリーンにライトアップする「ライトアップ in グリーン運動」を、世界緑内障週間(2022年3月6日~12日)に合わせて行われます。<詳しくはこちら>
岐阜県では毎年多治見の市役所や岐阜城が緑色にライトアップされています
※https://www.ryokunaisho.jp/light_up/static/wgwから転載
世界緑内障週間(World Glaucoma Week, WGW)とは、世界緑内障連盟(World Glaucoma Association, WGA)が実行組織となって、2008年から世界一斉に行われてきた緑内障啓発のための国際的なイベントであり、日本においても、2015年から各地の公共機関の「ライトアップinグリーン運動」が行われています。
現在、日本の視覚障害の原因疾患の1位が緑内障であるのですが、その有病率は、40歳以上では5%ですが、70歳代では10.5%、80歳以上では11.4%と加齢とともに上昇します。
緑内障は、進行性の眼の病気で、初期から中期には視力はよく自覚症状の乏しいものがほとんどであります。しかし徐々に視野が欠けていき、自覚症状が出現した時には既に大きく視野障害が進行してしまっていることが多いです。
現在、緑内障の治療法としての薬剤や手術方法の選択肢は増えています。そして、適切な治療により、一生QOV(Quality of Vision)を保つことができる人もいます。そのためには「前視野緑内障」の段階から「早期発見」をすることが大切となりますのでお近くの眼科で一度眼底検査を受けてみてはいかがでしょう。