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まぶたが下がる「眼瞼下垂」とは?国内初の点眼治療薬と治療の選択肢

最新情報

 ① 日本初の「後天性眼瞼下垂(まぶたの下がり)」の点眼治療薬が承認されました

2025年12月22日、参天製薬(Santen)は、後天性眼瞼下垂(がんけんかすい)の治療を目的とした新しい点眼薬「アップニーク®ミニ点眼液0.1%」について、日本での製造販売承認を取得したことを発表しました。これにより、これまで外科手術しか治療法がなかった眼瞼下垂に対して、手術をしない治療選択肢が国内で初めて登場します。

後天性眼瞼下垂治療剤「アップニーク®ミニ点眼液0.1%」 国内における製造販売承認を取得
後天性眼瞼下垂に対するoxymetazoline(0.1%)点眼療法に関する治療指針|日本眼科学会

👁️ 眼瞼下垂とは?

「眼瞼下垂」とは、上まぶたが下がってしまう状態のことで、以下のような症状が出ます:

  • まぶたが下がり黒目が隠れて視界が狭くなる
  • 目が疲れやすい、見えにくい
  • 肩こりや頭痛が起こることもある

原因には加齢、コンタクトレンズの長期使用、手術後の変化などさまざまな要因があり、特に成人以降に起こるものを「後天性」といいます。

💊 新薬「アップニーク®ミニ点眼液」とは?

  • 有効成分:オキシメタゾリン塩酸塩
  • 効能:後天性眼瞼下垂の治療
  • 使用方法:1日1回、1滴ずつ点眼
  • 作用:上まぶたを持ち上げる筋肉(ミュラー筋)を刺激してまぶたを上げやすくする作用があります。

これまで手術が中心だった治療に対して、点眼という非侵襲的な治療が可能になったことは大きな進歩です。


② 日本眼科学会の治療指針(ガイドライン)のポイント

日本眼科学会は、今回承認された薬剤に関連して、**「後天性眼瞼下垂に対するoxymetazoline(0.1%)点眼療法に関する治療指針」**として、治療の基準や考え方をまとめています。

📌 ガイドラインで示された内容

  • 後天性眼瞼下垂の病態
     上まぶたを持ち上げる筋肉が長年の使用や加齢で弱くなり、まぶたが下がる状態です。
  • 点眼療法の位置づけ
     この新しい点眼治療は、手術前や手術が困難な方などに対して非手術的な治療選択肢として検討されます。
  • 薬剤の作用機序
     点眼薬の成分(オキシメタゾリン)は、まぶたを上げる筋肉(ミュラー筋)に作用し、まぶたを持ち上げやすくする効果が期待されます。

※ガイドライン全文は専門的内容のため、患者さん向けには「まぶたを持ち上げる筋肉を点眼でサポートする治療」と理解いただくのがわかりやすいです。

日本眼科学会ガイドライン


まとめ

まぶたが下がって視界が狭く感じる症状(後天性眼瞼下垂)に対して、国内で初めて
 → 手術以外の点眼薬(アップニーク®ミニ)による治療が承認されました

✅ 点眼薬は、まぶたを持ち上げる筋肉を刺激して「まぶたを上げやすくする」ことを目的として使います。

✅ 日本眼科学会の指針でも、点眼治療を治療選択肢として位置づけています。


今後の情報について

本点眼薬については、発売日や薬価(費用)などの詳細は、現時点ではまだ公表されていません
当院では、正式な発売時期や費用、使用方法などの情報が明らかになり次第、ホームページや院内掲示などで改めてご案内する予定です
ご不明な点がある場合は、診察時にお気軽にご相談ください。

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