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新しい検査機器「ZEISS CLARUS 700」が導入されました

医院情報

皆さま、あけましておめでとうございます。

窪田眼科医院に新たな検査機器「ZEISS CLARUS 700」が導入されました。

ZEISS CLARUS 700とは

CLARUS 700」は、眼科領域で手術顕微鏡や光干渉断層計(OCT)などといった超有名なドイツの光学機器メーカーZeiss社の、新しい技術を取り入れた次世代の超広角眼底撮影システム なのです。

当院では昨年末にこの最新の超広角眼底撮影システムを導入し、眼底疾患の記録や診断のクオリティを上げるように努めております。

ZEISS CLARUS 700の特徴その①

ZEISS CLARUS 700は超広角が最大の特徴です

従来の眼底カメラでは1回の撮影で画角が狭いのに対し、ZEISS CLARUS 700は無散瞳でも瞳孔径が2.5mmあれば、1回の撮影で133度、2回の撮影で水平方向200度、4回の撮影で水平・垂直200度の画像が得られます。特に糖尿病網膜症や網膜裂孔などの周辺網膜に病変が観られる疾患の観察に有用となります。

当院に来院される患者様は車での受診が多いです。そのような中、無散瞳で眼底検査が可能である事は患者様に非常に喜ばれます。一度散瞳検査をしてしまうと4-5時間瞳孔が開いた状態になるため、ピントが合いにくい、まぶしいといった弊害が起こり運転ができないなどといった日常生活に支障をきたすことがあります。

しかし、このZEISS CLARUS 700では無散瞳で検査が可能となるため眼科診療で非常に役立ちます。

ZEISS CLARUS 700の特徴その②

高画質、自然色カラー画像を提供

光源に3原色(青、緑、赤)のLEDレーザー光を採用しており、直接眼底に高速で走査して眼底画像を取得します。3原色を採用していること、眼底自体が持つ自然の色合い画像、更には解像度が7μ以下と既存の眼底撮影装置では解像度が最も高く、黄斑部から周辺部の高画質画像が得られます。 レーザー光なので白内障なので中間透光体が濁っている眼でも良い画質が取得できます。

また、自発蛍光撮影という撮影法は黄斑変性症や網膜疾患の検査として有用です。従来の眼底検査・OCTに加え、従来よりも診断精度の向上や早期発見へのあらたな診療の武器となります。

最後に

黄斑部から周辺網膜まで全ての網膜疾患に対応すべく、自然色と明瞭で高解像度を併せ持つ次世代の超広角眼底撮影システムZEISS CLARUS 700を導入しました。

総合病院でも取り扱いの少ない機器で、眼底写真を撮影後の患者様への説明時に非常に興味を示していただき好評です。

超広角眼底撮影装置ZEISS CLARUS 700は、これからの眼科診療に必要な装置となってきます。
当院では積極的に、必要な装置は導入し正確な診療ができるよう心掛けていきたいと考えております。

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